ウレタン防水では
- プライマーとウレタン
- ウレタン同士
- ウレタンとトップコート
の3箇所で上手く接着させなければなりません。
アスファルト防水は熱いアスファルトや粘着層、シート防水には接着剤が必要なのに、なぜウレタン防水には接着剤が不要なのでしょうか?
ウレタンは化学反応によって結合する
それは、ウレタン防水の固まり方が他の防水と仕組みが異なるからです。
ウレタンは主剤と硬化剤を撹拌して防水層を形成しますが、ウレタンは固まっても実はまだ主剤と硬化剤の反応は終わっていません!
反応が終わらない間に、その上にウレタンを施工する事によってお互い結合し一体化するのです。
つまり、先に塗ったウレタンの化学反応が終わってしまえば、その上にウレタンやトップコートを塗っても接着する事は無く剥離してしまいます。
その化学反応が終わる時間が「上塗り施工可能時間」です。
この反応は暖かくなったり、水があると早まります。だから夏の方がはやく施工しなければならないですし、雨が降ると接着が弱くなるのです。
季節や温度、時間管理がとても重要なんですね!
上塗り施工可能時間を過ぎてしまった場合は?
上塗り施工可能時間が過ぎた場合、層間プライマーを塗る事で接着力を得る事が可能となります。詳しくは動画のご確認を!